Coleopterological Society of Japan

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日本甲虫学会 調査観察会

2017年度 福島県阿武隈地域

2017年度日本甲虫学会 8 調査観察会を下記の通り福島昆虫ファウナ調査グループとの共催により,南相馬市の阿武隈地域において開催致します.

甲虫類に関しての知見や調査,観察での経験が豊かな方々と現場で懇親できるチャンスです。多くの方のご参加をお待ちしております。会員外の参加も歓迎いたします.調査,観察に懇親を大いに楽しみましょう!

日時:2017617()18()  

場所:阿武隈地域(南相馬市):調査地域はオオキノコムシ類が17種も確認されている助常林道を始め,モミ,サワグルミを主体とした野手上遊歩道,照葉樹林の北限エリアの一つにあたる小高区浦尻地域,エゾミクリの自生地である鹿島地域,横川林道などです.

宿泊先:農家民宿いちばん星

http://www.ichibanboshi-minamisoma.org/noukaminsyuku/

 〒975-0021 福島県南相馬市原町区金沢字追合116番地 電話:0244-26-9461

宿へのアクセス:①常磐自動車道 南相馬ICから,②東北新幹線 福島駅下車,路線バスかレンタカーを利用.詳細は上記ホームページを参照下さい.参加申込者には,改めて調査エリアを含めた詳細な情報を連絡させていただきます.

費用:\10,000円前後の予定(未成年者は\7,500)

申込み方法:連絡先(住所,電話番号(携帯)E-mail )を添えて下記の連絡先にお申込みください.前泊・翌日泊を希望される方はその旨も添えて下さい.

申込み先:日下部良康:E-mail: rin590@tea.ocn.ne.jp

ccアドレス(大木裕): bigtree@kf7.so-net.ne.jp

 *必ずccアドレス(幹事補佐 大木)の方へも連絡を入れてください.

現地幹事:斎藤修司 連絡先E-mail: besouro.saito@nifty.com

申し込み期限2017 6 9

*今回の開催地は,東日本大震災の被災地域であります.現地幹事と十分に相談の上,入域制限などがなく安全性に問題がないと考えられる地域です.現地の放射線などに関する情報につきましては以下のホームページなどを参照の上ご判断下さい.

http://www.minpo.jp/pub/jisin_jyouhou/01.pdf (福島民報)

http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/area.html (原子力規制員会)

調査観察会担当幹事 日下部良康;幹事補佐 大木裕;現地幹事 斎藤修司



調査観察会報告

2016年 新潟県佐渡島
2015年 沖縄本島国頭

2014年 徳島県剣山
2013年 岐阜県日和田高原
2012年 新潟県佐渡
2011年 岐阜県日和田高原

2016年度調査観察会(第5回)報告    
1.開催日程:201664(土)~5日(日)
2.開催場所:新潟県佐渡島
3.参加者:4(岐阜県/埼玉県/千葉県/神奈川県)
4.開催状況: 
 ・佐渡島での開催は2013年に続いて2回目である.開催時期や地元参加がなかったことにより,参加者は4(歴代最少参加者記録を樹立!今後破られることがない記録だと思われる?).しかし,ディープな甲虫談話ができ,まさしく ”That’s(雑虫entertainment” を満喫した楽しい調査観察会であった.
  
・調査成果としては,いくつかのグループにおいて佐渡島 未記録種を確認できたようである.詳細については参加者らの発表を待ちたい.

●2015年度 採集例会報告
 沖縄本島国頭村「やんばる学びの森」において6 月6,7 日に開催されました.21 名と多くの方々の参加があり,情報交換に加えて,いろいろな話題をとおして親睦が深められた会となりました.現地幹事の木村正明氏をはじめ沖縄在住の皆様にはご協力いただきましたこと,改めてお礼申し上げます.調査観察会では,次年度以降も参加されます皆様に開催地の自然を楽しんでいただけて,親睦を深められるような会になることを心がけております.またより多くの皆様がご参加下さいますよう,心よりお待ちしております.<調査観察会担当幹事:日下部良康>
<出典>
日下部良康 (2015).2015 年度採集例会報告.さやばね N.S. (20): 57.

<おわび>やんばる調査観察会における問題とその対応に関するお知らせとお願い


●2014 年度 採集例会報告

 2014 年度( 第5 回) 日本甲虫学会採集例会は7 月26 日から27 日にかけて,四国剣山系の夫婦池湖畔のラフォーレつるぎ山にて開催された.現地幹事の吉田正隆氏のご尽力により,調査・観察会として入山許可を所得した.なかなかの盛況であり,参加者は26 名であった.
 ノリウツギの花は咲きかけであったが,好天候に恵まれて,四国でしか採れないもしくは四国以外では採集が難しい甲虫を採集できた参加者が多かったと思われる.
 鹿に食害された広葉樹の幹に次々に飛来したクロホソコバネカミキリやホストの状態に恵まれたトライクビチョッキリが参加者により多数採集された以外にも,Pidonia の仲間ではマホロバヒメハナカミキリ,チュウジョウヒメハナカミキリ,コメツキではシコクダンダラコメツキ,雑甲虫ではヨコミゾコブゴミムシダマシ等が採集されている.個人の採集品としてはヒメモンシデムシを初採集できたほか,大型で美麗なアカハネブチヒゲハネカクシ,関東では採れないオガタナガタマムシに加えて,新種として記載される段取り中の国内未記録属のコメツキダマシEucnemis sp,および剣山で3 頭目と思われるシコクオオアオハムシダマシ(死体)をスィーピングで採集できて,かなりの成果であった.
 静かな湖畔の宿で食事を楽しんだ後,星月夜の下で深夜の2 時頃まで会話を楽しむ人達やなぜか蛾を採集する人もいて忘れられない“ 剣の夜” であった.鞘翅学会時代から, 20 年近く採集例会の幹事を担当させていただいたが,来年度からは新しい幹事にバトンタッチし,調査観察会として新しい趣向が試みられるものと考える.(大木裕 横浜市青葉区)

<出典>
大木裕 (2014).2014 年度採集例会報告.さやばね N.S. (16): 50-51.[本編では集合写真、寄せ書きなども掲載しています]


2013年度採集例会報告(日和田高原)

 2013年度日本甲虫学会採集例会は720日から21日にかけて岐阜県日和田高原キャンプ場において行われた.
 当日、他の学会の行事等と日程重なり,また参加予定者に急遽トラブルが発生したりして,参加者は10名であった.
 16名用のコテージを借り切って独占し,他の客に気を使うことなくエンドレスで懇親を深めることができたのは,貸切コテージでしか味わえない魅力であり,参加者全員と十分な話ができる人員規模であった.
 今年は7月後半に咲く花の開花時期が異常に早まっており,咲き始めのノリウツギに加えて,場所よって部分的に咲き残っていたトリアシショウマ,ミヤママタタビ,ゴトウヅル,クリの花を同じ時期に掬うことができた.
 長峰峠の長野県側にある九蔵峠には状態のよいノリウツギがあって,多数のハナカミキリが飛来していた.フタコブルリハナが多く飛来し,ジャコウホソハナ、コウヤホソハナなどが採集されている.
 チャオ御岳スキー場の咲き残りのトリアシショウマにはミヤマヒメハナカミキリ等のヒメハナカミキリ類,千間樽沢のミヤママタタビからはニセハムシハナカミキリが得られた.またロッジ敷地内のビーティングではヒトオビチビカミキリが得られている.
 その他の甲虫としては,ゾウムシ類が豊富でシギゾウムシsp.,タコゾウムsp.,クチカクシゾウムシsp.等の図鑑に載っていないと思える種を自己初採集できた.ヒゲナガヒラタムシやオオセダカコクヌストも採集できたが,一昨年採集したアラメホソヒラタムシやオオヒラタコクヌストは採集できなかった.
 夕食後にコテージの敷地内で,内藤準哉氏のナイターセットを組み立てて,恒例のナイター採集が行われた.低気温,月明かりというナイターにとっての悪条件であったがヒロオビモンシデムシを生れてはじめて採集できた.
                                       (横浜市青葉区:大木 裕

●2012年度採集例会報告(佐渡)
 宿舎のある七浦海岸。 海浜性甲虫採集を楽しめた羽茂素浜海岸。

 2012年度日本鞘翅学会採集例会は6月9日から10日にかけて,佐渡市の七浦海岸において,越佐昆虫同好会との合同開催で行われた.参加者は越佐昆虫同好会も合わせて18名であった.民宿で驚かされたのは夕食の豪勢さであり,驚くべき品数に加えて,海の幸の新鮮さは,採集例会ではもう二度と味わえないであろう海の幸であった.

 今回は残念ながら二日とも雨が降るというと悪条件であったが,平野部では晴れていても,山地では雨が降っている島嶼ならではの天候であった.そういう条件でも気合いを入れて花,側溝,スプレーイング,叩き網等を行ない,カミキリムシではなんとかPodonia 4種,サドミヤマチビコブカミキリ,サドコブヤハズカミキリを確保できた.Pidonia属に関してはチャイロヒメハナ,セスジヒメハナ,ヤマヒメハナが一応独立種になっており,労せずして未採集種を3種も採集することができた.他の採集地ではカミキリムシに関して野外で新規採集種を1種でも増やすのが大変な昨今,佐渡ならでは御利益だとおもった.

 立ち枯れ,生木のスプレーイングはかなり面白く,クチナガチビキカワムシやオオニジゴミムシダマシが得られた.

 白雲台から中興へ下りる防衛施設道路も前日まではからからの状態であったが,雨で好条件となりナガゴミムシ等のゴミムシが採集できた.気のせいか本州産とは前胸の形等が少し違って見える種がいくつかある.今後の同定で地域として貴重な記録が見つかった場合はさやばね等に投稿したいと考えている。

 午前中に900mの山地での採集をして,午後には海浜性の甲虫を採集するということができるのは佐渡だけの醍醐味であろう。

 今回のトピックスとして,新井久保氏による採集例会最高年齢参加記録の更新を報告したい,2年前の日和田高原の第一回採集例会86歳で参加された新井氏が,今回88歳になられて参加され、自己の最高年齢参加記録を更新された.この記録は今後しばらくは新井さん本人以外の人には更新できないものと考える.
                                    (横浜市青葉区  大木 裕)

●2011年度採集例会報告(日和田高原)


 2011 年7 月2 日から3 日にかけて,梅雨前線が南北に移動する天候の中,岐阜県日和田高原において甲虫学会第2 回 採集例会が開催された.同地での採集例会は少しずつ季節を変えての3 年連続開催であり,関東,中部,関西から14 名の方々が参集した.参加者は多くなかったが,コテージを借り切ってオールナイトで語り明かせる環境のもと,参加者全員と親睦を深めることができた.カミキリムシの採集品ではミヤママタタビの花からニセハムシハナカミキリ,立枯れ木からアラメハナカミキリなどが採集され,トピックスとしては,谷角素彦氏により岐阜県としては初記録かもしれないモモブトハナカミキリ1♂ が得られた.その他の甲虫では,一昨年に続いて千間樽沢の針葉樹の立ち枯れからオオヒラタコクヌストが得られ,ロッジの敷地内でルリクワガタが得られている.ミヤマヒメハナをはじめとするPidonia類も豊富であった.コメツキについては種類が豊富な場所であり,普通種のクロツヤハダコメツキと思ったものが同定してもらうとキイロツヤハダコメツキやコクロツヤハダコメツキであると判明したり,ヘリアカシモフリコメツキやナオミヒメコメツキなどが採集されたりしている.ルリクワガタについては,晩秋から冬季に材中から新成虫を掘り出した経験はあったが,今回ミズナラ生木の枯死部に集まっている成虫を観察し,生態の一面を垣間見ることができた.天候が心配されての開催であったが,幸いにも採集に支障があるほどの崩れはなく,皆さん思い思いに採集と懇親会を楽しまれたのちに,ナイター幕の前で採集をしたり,室内で情報交換をしたりしながら,日和田高原の夜のひと時を過ごされたようだ.3 日の朝食後に記念写真の撮影をおこない,名残惜しい思いの中,再会を誓っての散会となった
 とても楽しい懇親に加え,甲虫ではないが,ヨコジマナガ,ジョウザンナガ,ヒメヨコジマナガなどのハナアブ類が見られる素晴らしい自然環境と風を感じさせていただき大満足の筆者であった.参加者の皆様お世話になりました.とても楽しかったです.またお会いしましょう.ありがとうございました.

<出典>
日下部良康 2011.採集例会報告 -甲虫学会 2011 年度採集例会に参加して.さやばね(3): 41.


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